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天皇陛下が生前退位のご意向を示され、
しきりに憲法についても取り上げられ始めました。
先日の参議院選挙などでも盛んに言われている「憲法改正」
安倍総理が就任して以来、改正の是非が議論されていますが、
そもそも憲法とはどんな法律なのでしょうか?
また、憲法と天皇陛下の関係はどの様になっているのでしょうか?
ここでは、そんな「憲法と天皇陛下の関係」や
「世界の王室と天皇陛下の関係」などをご紹介していきます。
なかなか分かりにくい憲法と天皇陛下の関係など、これを見たら理解が早まると思います。
日本国憲法・天皇・宮内庁との関係
日本の法律の大元となる日本国憲法。
では、天皇陛下と日本国憲法は、どのような関係があるのでしょうか?
昨年、天皇皇后両陛下と皇太子殿下は、
それぞれのお誕生日に際して「日本国憲法」についてのお考えを述べられました。
それによると、まず天皇陛下は
「我が国は、日本国憲法を作り、平和と民主主義を守るべき大切なものと位置づけ、様々な改革を経て、これまでの日本を築いてきました」
とお気持ちを述べられました。
そして、皇后陛下は文章で
「特に今年は、憲法について様々な議論が交わされた様に感じます。」
とお言葉を述べておられます。
更に、皇太子殿下は、ご自身のお誕生日に際し
「我が国は戦後において、日本国憲法を基礎として築き上げられており、また現在も平和と繁栄を受けております。日本国憲法は今後も遵守する立場に立って、事に当たる事が大切」
とお気持ちを述べておられます。
過去のご発言を振り返ってみても
ここまで憲法について天皇皇后両陛下と皇太子殿下が言及された事は無く
極めて異例と言っても良いでしょう。
一連のお気持ちを述べられるのは、安倍総理が就任してからです。
ご存知の通り、現在の安倍内閣は憲法改正を党是としており、その流れを進めております。
そういった背景を案じられた為、揃ってお気持ちを述べられたと思われます。
それだけ、日本国憲法と皇族の関係は深いと考えられます。
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世界の王室と天皇の関係
では、日本以外の各国の王室はどの様な仕組みになっているのでしょうか?
国によって様々な王室が有りますが、ここではイギリス王室を例に挙げてみます。
イギリス王室は、日本の皇室と決定的に違う点は「女性が国王(女王)である事」です。
最初の項でもご紹介した様に、日本では女王(女性天皇)が認められていませんが、
古くからイギリスでは女性が国王として君臨してきました。
⇒天皇誕生日が変わる謎について。祝日は増える?どうなる?詳しく解説
それ以外のイギリス王室の特徴としては、
「国民に親近感を与える王室」を目指しています。
この点は、日本の皇室と比較的近いと思われます。
また、世界の王室と天皇の関係を見ると、
天皇陛下の認知度は高く、現存する唯一の皇帝(エンペラー)であるのと同時に
世界で最も地位が高いと言われています。
地位を具体的に挙げてみると
皇帝の次には法王(ローマ法王)
その次に王様(イギリス女王)
次に大統領(アメリカなど)や首相が続きます。
⇒天皇陛下のお気持ち表明の意味とは?生前退位の海外反応と深読み
ちなみに、世界の王室が集まる場でも
エリザベス女王が天皇陛下と同席する時は上座を譲りますし、
海外へ訪問された際にも、訪問先の国を挙げて歓迎されています。
これを見ると、天皇陛下と世界の関係および偉大さが分かるのではないでしょうか。
そして、今回の生前退位の一報も世界的に注目されているようです。
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